学習トップ理由で解く 臨床医学各論第8章 ▸ C. 骨代謝性疾患・骨腫瘍 / Q0666

理由で解く 臨床医学各論

Q0666 整形外科疾患

出典:あマ指 第8回(2000) 問題77
問題
閉経後に起こりやすい疾患はどれか。
選択肢
1 気管支喘息
2 尿路結石
3 骨粗鬆症
4 片頭痛
解答
正解3(骨粗鬆症)
解説
✗ 1. 誤り
気管支喘息
気管支喘息はアレルギー機序や気道過敏性が原因であり、閉経との直接的な関連は少ない。喘息は小児から成人まで幅広い年齢層で見られ、エストロゲン低下が発症の主因となる疾患ではない。
✗ 2. 誤り
尿路結石
尿路結石は高カルシウム尿症、脱水、高尿酸血症などが主な原因であり、閉経との直接的な関連は少ない。男性に多い疾患であり(男女比約2.5:1)、閉経後に特に増加するものではない。
✓ 3. 正しい
骨粗鬆症
骨粗鬆症は閉経後に起こりやすい代表的な疾患である。閉経によりエストロゲンが急激に低下すると、骨吸収を抑制する作用が失われ、破骨細胞の活性が亢進して骨密度が急速に低下する。閉経後骨粗鬆症は最も頻度の高い骨粗鬆症の型であり、椎体骨折や大腿骨近位部骨折の原因となる。
✗ 4. 誤り
片頭痛
片頭痛はむしろ月経に関連して出現することが多く、エストロゲンの変動が誘因となる。閉経後にはエストロゲンの変動が減少するため、片頭痛は軽減・消失する傾向がある。閉経後に起こりやすい疾患ではない。
ポイント
  • 閉経後骨粗鬆症はエストロゲン低下により骨吸収が亢進し、骨密度が急速に低下して発症する最も頻度の高い骨粗鬆症の型である。
  • 呼吸器疾患との関連では、COPD患者はステロイド長期投与や活動性低下により骨粗鬆症を合併しやすい。
  • 片頭痛は閉経後にむしろ軽減する傾向があり、エストロゲンの急激な変動が誘因である。
  • 重要用語: 骨粗鬆症, 閉経後, エストロゲン低下, 骨吸収亢進 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 閉経との関連 理由
骨粗鬆症 閉経後に増加 エストロゲン低下→骨吸収亢進
気管支喘息 関連少ない アレルギー・気道過敏性が主因
尿路結石 関連少ない 高Ca尿症・脱水が主因
片頭痛 閉経後に軽減 エストロゲン変動の減少
解説画像
あマ指 第8回(2000) 問題77|閉経後に起こりやすい疾患はどれか。 解説図
あマ指 第8回(2000) 問題77|閉経後に起こりやすい疾患はどれか。
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