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理由で解く 臨床医学各論

Q0628 整形外科疾患

出典:あマ指 第12回(2004) 問題90
問題
変形性膝関節症に関連が少ないのはどれか。
選択肢
1 運動開始時痛
2 大腿四頭筋萎縮
3 外反膝
4 関節拘縮
解答
正解3(外反膝)
解説
✗ 1.
運動開始時痛
✗ 正しい。運動開始時痛(starting pain)は変形性膝関節症の初期症状として最も特徴的である。疼痛は椅子から立ち上がるなどの運動開始時に多い。安静時には疼痛は軽減し、しばらく動くと痛みが和らぐ傾向がある。
✗ 2.
大腿四頭筋萎縮
✗ 正しい。大腿四頭筋萎縮は変形性膝関節症において必発とされる所見である。膝関節疾患全般に当てはまるが大腿四頭筋の萎縮、筋力低下は必発であるであり、階段の下りに難渋する原因となる。
✓ 3. 誤り
外反膝
変形性膝関節症では内側関節裂隙が狭小化するため、内反膝(O脚)を呈するのが典型的である。外反膝(X脚)は関連が少ない。「関節の変形は内反変形でO脚を呈することが多いが、外反変形も散見する」とあり、外反膝が全くないわけではないが頻度は低く、関連が「少ない」選択肢として最も適切である。
✗ 4.
関節拘縮
✗ 正しい。変形性膝関節症の進行に伴い、疼痛と関節構造の変化により屈曲拘縮をきたす。やや進行すると屈曲拘縮をきたすであり、膝が完全に伸びなくなる。
ポイント
  • 変形性膝関節症は内反膝(O脚)が典型であり、外反膝(X脚)ではない。
  • 40歳以上の肥満女性に多く(一次性が多い)、運動開始時痛・大腿四頭筋萎縮・屈曲拘縮がみられる。
  • 治療では内反膝に対して外側楔状足底板を使用し、膝関節への負荷を軽減する。
  • 重要用語: 変形性膝関節症, 内反膝(O脚), 運動開始時痛, 外側楔状足底板 を正確に理解しておくこと。
比較表
変形性膝関節症の所見 説明
運動開始時痛 起立時・歩行開始時の疼痛が特徴的
大腿四頭筋萎縮 膝関節疾患で必発、階段下降困難
内反変形(O脚) 内側関節裂隙の狭小化が典型
屈曲拘縮 進行期にみられる
解説画像
あマ指 第12回(2004) 問題90|変形性膝関節症に関連が少ないのはどれか。 解説図
あマ指 第12回(2004) 問題90|変形性膝関節症に関連が少ないのはどれか。
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