学習トップ理由で解く 臨床医学各論第8章 ▸ A. 総論 / Q0610

理由で解く 臨床医学各論

Q0610 整形外科疾患

出典:鍼灸 第25回(2017) 問題74
問題
リハビリテーションチームを構成するメンバーで、義肢装具の処方を行う職種はどれか。
選択肢
1 医師
2 看護師
3 理学療法士
4 義肢装具士
解答
正解1(医師)
解説
✓ 1. 正しい
医師
義肢装具の処方は医療行為であり、医師のみが行うことができる。医師はリハビリテーション医療の中心として、患者の全身状態、障害の程度、機能レベル、生活環境などを総合的に評価し、適切な義肢装具を処方する。処方箋には義肢装具の種類、目的、仕様などが記載され、これに基づいて義肢装具士が製作を行う。
✗ 2. 誤り
看護師
看護師は療養上の世話や診療の補助を行う職種であり、義肢装具の処方権はない。リハビリテーションチームにおいては、患者の日常生活動作(ADL)の評価や訓練、義肢装具装着時の皮膚トラブルの観察、患者・家族への教育などの役割を担う。医師の指示のもとに業務を行う。
✗ 3. 誤り
理学療法士
理学療法士は医師の指示のもとに運動療法や物理療法を実施する職種であり、処方権はない。義肢装具のリハビリテーションでは、装着訓練や歩行訓練、筋力強化訓練などを担当し、義肢装具の適合状態を評価して医師に報告する。義肢装具の調整や変更が必要な場合は医師に申し出る。
✗ 4. 誤り
義肢装具士
義肢装具士は医師の処方箋に基づいて義肢装具の製作・適合を行う国家資格を持つ専門職であり、処方そのものを行う権限はない。患者の身体を採型し、設計・製作・適合調整を行い、使用方法の指導も行う。製作した義肢装具が処方箋通りであるか、適合状態が良好であるかを医師に報告する義務がある。
ポイント
  • 義肢装具の処方は医療行為であり医師のみが行うことができ、他の医療職種には処方権がない
  • 義肢装具士は処方箋に基づき製作・適合を行い、理学療法士は訓練を担当し、看護師は日常管理を支援する
  • リハビリテーションチームは医師・看護師・PT・OT・ST・義肢装具士・MSWなど多職種で構成され、チームアプローチが基本である
  • 重要用語: リハビリテーションチームにおける各職種の役割と処方権 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第25回(2017) 問題74|リハビリテーションチームを構成するメンバーで、義肢装具の処方を行う職種はどれか。 解説図
鍼灸 第25回(2017) 問題74|リハビリテーションチームを構成するメンバーで、義肢装具の処方を行う職種はどれか。
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