学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ C. 副腎疾患 / Q0518

理由で解く 臨床医学各論

Q0518 内分泌疾患

出典:あマ指 第24回(2016) 問題68
問題
二次性高血圧の原因となる疾患はどれか。
選択肢
1 褐色細胞腫
2 バージャー病
3 ラムゼイハント症候群
4 上大静脈症候群
解答
正解1(褐色細胞腫)
解説
✓ 1. 正しい
褐色細胞腫
褐色細胞腫は副腎髄質のカテコールアミン産生腫瘍であり、アドレナリン・ノルアドレナリンの過剰分泌により著明な高血圧(発作性または持続性)をきたす。 二次性高血圧の代表的な内分泌性原因であり、原発性アルドステロン症・クッシング症候群とともに内分泌性高血圧の三大疾患に数えられる。 外科的腫瘍摘出により高血圧は治癒しうるため、若年者の高血圧では積極的にスクリーニングを行う。
✗ 2. 誤り
バージャー病
バージャー病(閉塞性血栓血管炎)は主に若年男性の喫煙者にみられる末梢動脈の閉塞性疾患である。 四肢末梢の虚血症状(間欠性跛行・レイノー現象・指趾壊疽)が主体であり、動脈硬化とは異なり中小動脈が侵される。 高血圧の原因とはならない。
✗ 3. 誤り
ラムゼイハント症候群
ラムゼイハント症候群は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の膝神経節での再活性化により顔面神経麻痺・耳介帯状疱疹・内耳障害(難聴・めまい)をきたす疾患である。 末梢性顔面神経麻痺の原因としては重要であるが、高血圧の原因ではない。 高血圧の原因ではない。
✗ 4. 誤り
上大静脈症候群
上大静脈症候群は肺癌や縦隔腫瘍などにより上大静脈が圧迫・閉塞され、顔面・頸部・上肢の浮腫やうっ血をきたす疾患である。 静脈還流障害により顔面のチアノーゼ・浮腫・頸静脈怒張が出現するが、動脈性高血圧の原因ではない。 静脈還流障害であり、動脈性高血圧の原因ではない。
ポイント
  • 二次性高血圧の原因疾患は内分泌性(褐色細胞腫・原発性アルドステロン症・クッシング症候群)と腎血管性(腎動脈狭窄症)・腎実質性に大別される
  • 若年者の高血圧・治療抵抗性の高血圧・急激な高血圧悪化では二次性高血圧を疑い精査することが重要である
  • 二次性高血圧は原因疾患の治療により治癒・改善しうる点で本態性高血圧と異なる
  • 重要用語: 二次性高血圧, 褐色細胞腫, 原発性アルドステロン症, 腎動脈狭窄症 を正確に理解しておくこと
解説画像
あマ指 第24回(2016) 問題68|二次性高血圧の原因となる疾患はどれか。 解説図
あマ指 第24回(2016) 問題68|二次性高血圧の原因となる疾患はどれか。
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