学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ C. 副腎疾患 / Q0497

理由で解く 臨床医学各論

Q0497 内分泌疾患

出典:鍼灸 第10回(2002) 問題74
問題
四肢の筋力低下をきたさないのはどれか。
選択肢
1 バセドウ病
2 褐色細胞腫
3 原発性アルドステロン症
4 低カリウム血症
解答
正解2(褐色細胞腫)
解説
✗ 1.
バセドウ病
✗ 正しい。バセドウ病では甲状腺中毒性ミオパチーにより筋蛋白の異化が促進され、近位筋の筋力低下・筋萎縮をきたす。
✓ 2. 誤り
褐色細胞腫
褐色細胞腫はカテコールアミン過剰により発作性高血圧・頻脈・頭痛・発汗が主症状である。交感神経を刺激するが四肢の筋力低下は通常きたさない。
✗ 3.
原発性アルドステロン症
✗ 正しい。原発性アルドステロン症ではアルドステロン過剰→K排泄亢進→低K血症により筋の興奮性が低下し、四肢の筋力低下・麻痺が生じる。
✗ 4.
低カリウム血症
✗ 正しい。低カリウム血症では筋細胞の静止膜電位が過分極し興奮性が低下するため、筋力低下・四肢麻痺が生じる。重症では呼吸筋麻痺のリスクもある。
ポイント
  • 褐色細胞腫の主症状は発作性高血圧・頭痛・発汗・動悸であり、筋力低下はきたさない
  • 筋力低下をきたす機序の違いを整理: バセドウ病は甲状腺中毒性ミオパチー、原発性アルドステロン症と低K血症は低カリウムによる筋興奮性低下
  • 褐色細胞腫のカテコールアミン過剰→交感神経刺激は「頭痛・発汗・動悸」の三主徴で覚える
  • 重要用語: 褐色細胞腫, カテコールアミン, 低カリウム血症, 甲状腺中毒性ミオパチー を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第10回(2002) 問題74|四肢の筋力低下をきたさないのはどれか。 解説図
鍼灸 第10回(2002) 問題74|四肢の筋力低下をきたさないのはどれか。
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