学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ D. 性感染症 / Q0091

理由で解く 臨床医学各論

Q0091 感染症

出典:鍼灸 第9回(2001) 問題82
問題
性行為感染症でないのはどれか。
選択肢
1 梅毒
2 副睾丸結核
3 クラミジア感染症
4 淋病
解答
正解2(副睾丸結核)
解説
✗ 1.
梅毒
✗ 正しい。梅毒は梅毒トレポネーマによる代表的な性行為感染症(STD)である。第1期から第4期まで多彩な症状を呈する。
✓ 2. 誤り
副睾丸結核
副睾丸結核(精巣上体結核)は結核菌の血行性播種により生じる疾患であり、性行為感染症ではない。結核菌が血流を介して精巣上体に到達し、慢性的な腫脹・硬結・瘻孔形成などを起こす。結核は空気感染(飛沫核感染)で伝播する疾患であり、性行為による感染とは異なる。
✗ 3.
クラミジア感染症
✗ 正しい。クラミジア感染症(性器クラミジア感染症)はクラミジア・トラコマチスによる性行為感染症であり、非淋菌性尿道炎の最も多い原因である。
✗ 4.
淋病
✗ 正しい。淋病は淋菌(Neisseria gonorrhoeae)による代表的な性行為感染症である。男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎が代表的。
ポイント
  • 副睾丸結核は結核菌の血行性播種であり性行為感染症ではない。「睾丸」という名称から性感染症と誤解しやすいが、結核菌による感染である。
  • 代表的な性行為感染症は「梅毒・淋病・クラミジア・エイズ・性器ヘルペス・尖圭コンジローマ」を覚えること。
  • 梅毒・淋病・性器クラミジア感染症・エイズがあり、いずれも五類感染症に指定されている。
  • 重要用語: 副睾丸結核(血行性播種)、性行為感染症(STD)の代表的疾患群 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 病原体 性行為感染症
梅毒 梅毒トレポネーマ はい
淋病 淋菌 はい
クラミジア感染症 クラミジア・トラコマチス はい
副睾丸結核 結核菌 いいえ(血行性播種)
解説画像
鍼灸 第9回(2001) 問題82|性行為感染症でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第9回(2001) 問題82|性行為感染症でないのはどれか。
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