学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0052

理由で解く 臨床医学各論

Q0052 感染症

出典:鍼灸 第7回(1999) 問題69
問題
ヘルペスウイルスの感染症でないのはどれか。
選択肢
1 手足口病
2 帯状疱疹
3 水痘
4 突発性発疹
解答
正解1,4 (複数の正答がある問題)
解説
✓ 1. 誤り
手足口病
手足口病はコクサッキーウイルスA16型やエンテロウイルス71型(いずれもエンテロウイルス属)による感染症であり、ヘルペスウイルスの感染症ではない。主に乳幼児に発症し、口腔内・手掌・足底に水疱性発疹が出現する。夏季に流行することが多い。
✗ 2.
帯状疱疹
✗ 正しい。帯状疱疹は水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV = ヒトヘルペスウイルス3型)の再活性化による感染症であり、ヘルペスウイルスの感染症である。
✗ 3.
水痘
✗ 正しい。水痘は水痘・帯状ヘルペスウイルス(VZV = ヒトヘルペスウイルス3型)の初感染による感染症であり、ヘルペスウイルスの感染症である。
✓ 4. 誤り
突発性発疹
突発性発疹はヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)による感染症であり、現在の分類ではヘルペスウイルス科に含まれる。しかし出題当時の分類では狭義のヘルペスウイルス(単純ヘルペスウイルス・VZV)に含まれていなかったため正答とされている。
ポイント
  • ヒトヘルペスウイルス科には8種類のウイルスが含まれる。HSV-1(単純ヘルペス1型)、HSV-2(単純ヘルペス2型)、VZV(水痘・帯状疱疹ウイルス)、EBV、CMV、HHV-6、HHV-7、HHV-8がある。手足口病の原因であるコクサッキーウイルス・エンテロウイルスはヘルペスウイルス科には属さない。
  • 手足口病とヘルペス性歯肉口内炎は口腔内の水疱という共通点があるが、病原体が異なる。
  • 重要用語: ヘルペスウイルス科, コクサッキーウイルス, VZV, HHV-6 を正確に理解しておくこと。
比較表
ウイルス 疾患 ヘルペスウイルス科
HSV-1 口唇ヘルペス、ヘルペス脳炎 含まれる
HSV-2 性器ヘルペス 含まれる
VZV(HHV-3) 水痘、帯状疱疹 含まれる
HHV-6 突発性発疹 含まれる
コクサッキーウイルス 手足口病 含まれない
解説画像
鍼灸 第7回(1999) 問題69|ヘルペスウイルスの感染症でないのはどれか。 解説図
鍼灸 第7回(1999) 問題69|ヘルペスウイルスの感染症でないのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手