学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0050

理由で解く 臨床医学各論

Q0050 感染症

出典:鍼灸 第1回(1993) 問題72
問題
正しい組合せはどれか。
選択肢
1 流行性耳下腺炎 ― ムンプスウイルス感染
2 消化性潰瘍 ― 大腸菌感染
3 虫垂炎 ― ビタミンC欠乏
4 イレウス ― アレルギー
解答
正解1(流行性耳下腺炎 ― ムンプスウイルス感染)
解説
✓ 1. 正しい
流行性耳下腺炎 ― ムンプスウイルス感染
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はムンプスウイルスによる感染症である。飛沫感染で伝播し、2〜3週間の潜伏期の後に発熱と有痛性の耳下腺腫脹を呈する。合併症として無菌性髄膜炎、精巣炎(成人男性)、膵炎、難聴がある。血清アミラーゼが上昇する。
✗ 2. 誤り
消化性潰瘍 ― 大腸菌感染
消化性潰瘍の主な原因はヘリコバクター・ピロリ(H. pylori)菌感染とNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の使用であり、大腸菌感染は原因ではない。H. pyloriの除菌療法が治療の基本となる。
✗ 3. 誤り
虫垂炎 ― ビタミンC欠乏
虫垂炎は虫垂の内腔閉塞(糞石・リンパ組織の過形成など)に続発する細菌感染による炎症であり、ビタミンC欠乏とは無関係である。ビタミンC欠乏は壊血病の原因である。
✗ 4. 誤り
イレウス ― アレルギー
イレウス(腸閉塞)は癒着・腫瘍・ヘルニアなどによる機械的閉塞や、腹膜炎後の腸管麻痺が原因であり、アレルギーは原因ではない。
ポイント
  • 流行性耳下腺炎=ムンプスウイルスの対応は基本的知識である。消化性潰瘍の原因はH. pylori感染とNSAIDsであり、大腸菌ではない点に注意。
  • ムンプスの合併症として精巣炎が重要(不妊の原因となりうる)。風疹と混同しないこと。
  • 重要用語: ムンプスウイルス, ヘリコバクター・ピロリ, 精巣炎, 血清アミラーゼ上昇 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第1回(1993) 問題72|正しい組合せはどれか。 解説図
鍼灸 第1回(1993) 問題72|正しい組合せはどれか。
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