学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ C. ウイルス感染症 / Q0044

理由で解く 臨床医学各論

Q0044 感染症

出典:あマ指 第16回(2008) 問題69
問題
ウイルス感染症はどれか。
選択肢
1 ジフテリア
2 破傷風
3 パラチフス
4 流行性耳下腺炎
解答
正解4(流行性耳下腺炎)
解説
✗ 1. 誤り
ジフテリア
ジフテリアはジフテリア菌(コリネバクテリウム・ジフテリエ)による細菌感染症である。飛沫感染し、咽頭に偽膜を形成する。ジフテリア毒素による心筋障害や神経障害も起こしうる。感染症法の二類感染症に指定されている。
✗ 2. 誤り
破傷風
破傷風は破傷風菌(クロストリジウム・テタニ)による細菌感染症である。嫌気性菌で、外傷から侵入し、外毒素テタノスパスミンにより筋痙攣(牙関緊急・後弓反張)を引き起こす。
✗ 3. 誤り
パラチフス
パラチフスはパラチフスA菌(サルモネラ属)による細菌感染症である。経口感染し、発熱・バラ疹・徐脈などの症状を呈する。感染症法の三類感染症に指定されている。
✓ 4. 正しい
流行性耳下腺炎
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はムンプスウイルスによるウイルス感染症である。飛沫感染で伝播し、2〜3週間の潜伏期の後に発熱と耳下腺腫脹を呈する。合併症として髄膜炎、膵炎、精巣炎(睾丸炎)などがある。感染症法の五類感染症に指定されている。
ポイント
  • ジフテリア・破傷風・百日咳は三種混合ワクチン(DPT)の対象であり、いずれも細菌感染症である。流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによるウイルス感染症であることを明確に区別する。
  • ジフテリアは偽膜形成、破傷風は後弓反張、パラチフスはバラ疹・徐脈が特徴的症状であり、いずれも細菌感染症である。
  • 流行性耳下腺炎の合併症として髄膜炎・膵炎・精巣炎(不妊の原因)があり、五類感染症に指定されている。
  • 重要用語: ムンプスウイルス, ジフテリア菌, 破傷風菌, パラチフス菌 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 病原体 分類
ジフテリア ジフテリア菌 細菌感染症
破傷風 破傷風菌 細菌感染症
パラチフス パラチフスA菌 細菌感染症
流行性耳下腺炎 ムンプスウイルス ウイルス感染症
解説画像
あマ指 第16回(2008) 問題69|ウイルス感染症はどれか。 解説図
あマ指 第16回(2008) 問題69|ウイルス感染症はどれか。
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