学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ B. 細菌感染症 / Q0036

理由で解く 臨床医学各論

Q0036 感染症

出典:あマ指 第30回(2022) 問題60
問題
細菌感染症はどれか。
選択肢
1 手足口病
2 日本脳炎
3 破傷風
4 マラリア
解答
正解3(破傷風)
解説
✗ 1. 誤り
手足口病
手足口病はコクサッキーウイルスA16型やエンテロウイルス71型などによるウイルス感染症である。主に乳幼児に発症し、口腔内・手掌・足底に水疱性発疹が出現する。
✗ 2. 誤り
日本脳炎
日本脳炎は日本脳炎ウイルスによるウイルス感染症であり、コガタアカイエカが媒介する。高熱・意識障害・痙攣などの脳炎症状を呈し、感染症法の四類感染症に指定されている。
✓ 3. 正しい
破傷風
破傷風は破傷風菌(Clostridium tetani)による細菌感染症である。嫌気性の芽胞形成菌であり、外傷部から侵入して増殖し、外毒素テタノスパスミンを産生する。三種混合ワクチン(DPT)で予防可能である。
✗ 4. 誤り
マラリア
マラリアはマラリア原虫(Plasmodium属)による原虫感染症であり、細菌感染症ではない。ハマダラカが媒介し、周期的な発熱発作を起こす。感染症法の四類感染症に指定されている。
ポイント
  • 感染症の病原体分類を正確に区別すること。細菌(破傷風)、ウイルス(手足口病・日本脳炎)、原虫(マラリア)を明確に識別できることが重要。
  • 破傷風菌の特徴は「嫌気性菌」「芽胞形成」「外毒素テタノスパスミン産生」の3点であり、DPTワクチンで予防可能。
  • 蚊が媒介する感染症にはウイルス性(日本脳炎・デング熱)と原虫性(マラリア)があるが、いずれも細菌感染症ではない。
  • 重要用語: 破傷風菌, 嫌気性菌, 芽胞, テタノスパスミン を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 病原体 分類
破傷風 破傷風菌 細菌
手足口病 コクサッキーウイルス等 ウイルス
日本脳炎 日本脳炎ウイルス ウイルス
マラリア マラリア原虫 原虫
解説画像
あマ指 第30回(2022) 問題60|細菌感染症はどれか。 解説図
あマ指 第30回(2022) 問題60|細菌感染症はどれか。
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