学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 一般 / QP60P043
理由で解く 理学療法士
F波は運動神経を近位(脊髄)まで往復する遅発反応で、近位に脱髄をきたすGuillain‐Barré症候群では早期にF波潜時延長・出現率低下を示す。
F波は末梢神経への刺激が脊髄前角細胞まで逆行し、再び末梢へ戻って記録される遅い運動応答で、神経の近位部を含めた伝導を評価できる。Guillain‐Barré症候群は末梢神経(特に近位・神経根)の脱髄をきたす急性炎症性脱髄性多発根神経炎であり、初期には遠位の伝導が保たれていてもF波の潜時延長・出現率減少(消失)が早期異常として現れる。他の選択肢は末梢神経の脱髄性疾患ではないため、F波のこうした変化は起こらない。
| 検査/所見 | 評価対象・特徴的疾患 |
|---|---|
| F波潜時延長・出現率低下 | 近位脱髄/Guillain‐Barré症候群 |
| 反復刺激で漸減(waning) | 神経筋接合部/重症筋無力症 |
| 伝導ブロック・伝導速度低下 | 脱髄性末梢神経障害 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。