学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP59P005
理由で解く 理学療法士

CTの著明な脳室拡大は正常圧水頭症を示し、歩行障害・認知障害に続く三徴の残り一つは排尿障害(尿失禁)である。
別に示された頭部CT水平断では、両側側脳室(前角・体部)と第三脳室が左右対称性に著明に拡大しており、脳室拡大(水頭症)の所見である。急性期病院で2週間の保存的治療を受けた後、亜急性に自発性低下・行動異常(認知・精神症状)と頻回な転倒(歩行障害)が進行してきた経過は、続発性正常圧水頭症(NPH)に典型的である。NPHの三徴は「歩行障害・認知障害・排尿障害(尿失禁)」であり、本症例では歩行障害と認知/精神症状がすでに揃っている。したがって、考えられる他の特徴的な症状は残る三徴の一つである排尿障害(尿失禁)であり、選択肢5が正しい。下痢・発熱・血圧上昇・視野障害はいずれも水頭症の脳室拡大から特徴的に説明できず誤り。
| 徴候 | 本症例での所見 |
|---|---|
| 歩行障害 | 頻回な転倒 |
| 認知・精神症状 | 自発性低下・行動異常 |
| 尿失禁 | 排尿障害(=正解) |
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