学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP59P003
理由で解く 理学療法士
足底の放散痛と母指外転筋の萎縮は足根管症候群を示し、絞扼部である内果下方を叩打すると放散痛が誘発されるTinel徴候が陽性となる。
足根管は内果の後下方で屈筋支帯に覆われたトンネルで、ここを脛骨神経が通り内側足底神経と外側足底神経に分かれる。この部位で脛骨神経が絞扼されると、足底のしびれと足底へ放散する痛みが出現する。母指外転筋は内側足底神経の支配筋であり、その萎縮は絞扼が足根管部にあることを裏づける局在所見となる。神経の絞扼部位を軽く叩打すると末梢へ広がる痛み・しびれが誘発され、これがTinel徴候陽性である。設問の「内果下方で陽性となる検査」という条件は、まさに足根管部でのTinel徴候に一致する。残る選択肢はアキレス腱断裂、後脛骨筋腱機能不全、下腿三頭筋の短縮を調べる検査であり、神経絞扼を捉えるものではない。
| 検査 | 評価対象 |
|---|---|
| Tinel sign(内果下方) | 足根管症候群(脛骨神経) |
| Thompson test | アキレス腱断裂 |
| Single heel rising test | 後脛骨筋腱機能不全 |
| Too many toes sign | 扁平足・後脛骨筋腱機能不全 |
| Silfverskiöld test | 腓腹筋短縮の鑑別 |
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