学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP59A011
理由で解く 理学療法士
踵接地〜立脚中期の急激な膝屈曲(膝折れ傾向)は、床反力作用線が膝軸より後方を通り膝屈曲モーメントが増大したときに起こる。硬い後方バンパーとソケット過屈曲がその原因。
下腿義足では、踵接地時に後方バンパー(ヒールクッション)が適度に圧縮して足部を滑らかに底屈させ、足底接地へ移行させる。バンパーが硬すぎると踵接地で足部が底屈できず、床反力作用線が膝関節軸の後方を通過し続けるため膝屈曲モーメントが急増し、立脚初期に膝が急に折れるように屈曲する。ソケット初期屈曲角が大きすぎる場合も、断端(下腿)が前傾して膝が床反力線より前方へ出るため同様に膝屈曲モーメントが増し、立脚前半で膝屈曲が過大となる。逆に膝を安定させたい(伸展方向へ)場合はソケットを後方に、足部を前方に配置する。
| 現象 | 床反力と膝の関係 | 主な原因 |
|---|---|---|
| 立脚初期の膝屈曲過大 | 床反力線が膝後方→屈曲モーメント | 後方バンパーが硬い/ソケット過屈曲/足部後方 |
| 立脚期の膝伸展・不安定(膝が伸びきる) | 床反力線が膝前方→伸展モーメント | 後方バンパーが軟らかい/ソケット過伸展/足部前方/足部底屈 |
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