学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP58P015
理由で解く 理学療法士
位置覚は検者が他動的にとらせた麻痺側の肢位を、健側で模倣(再現)させて評価する。
位置覚(関節位置覚)は、四肢・関節が空間内でどの位置にあるかを認識する深部感覚である。検査では閉眼下に検者が麻痺側の関節を他動的にある肢位へ動かし、患者にその肢位を答えさせるか、健側で同じ肢位を再現(模倣)させて評価する。本例は左片麻痺のため、検者が左腕を他動的に動かして肢位をとらせ、非麻痺側の右腕でその位置をまねさせる選択肢2が適切。選択肢5や3は関節が「どちらへ・何回動いたか」という運動の方向・回数を問うており、これは位置覚ではなく運動覚(kinesthesia、運動感覚)の検査である。選択肢1は肢位を保持させるだけで感覚の再現・報告を求めておらず検査になっていない。選択肢4は検者が非麻痺側(右)を動かして麻痺側(左)で模倣させており、麻痺側の位置覚評価という目的と動かす側・模倣する側が逆で不適切。深部感覚障害は運動学習・バランスに直結するため、模倣法で左右差を確認する意義が大きい。
| 感覚 | 検査方法 |
|---|---|
| 位置覚(関節位置覚) | 他動的肢位を健側で模倣/口頭で位置を答える |
| 運動覚(運動感覚) | 関節を動かした方向・大小・回数を答える |
| 振動覚 | 音叉を骨突起に当て振動の有無・持続を答える |
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