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理由で解く 理学療法士

QP58A037 理学療法評価学

出典:第58回理学療法士国家試験(2023)午前 問37
問題
胸郭出口症候群で陽性となる検査はどれか。
選択肢
1 Jerkテスト
2 Kempテスト
3 McMurrayテスト
4 Roosテスト
5 Thomsenテスト
解答
正解4(Roosテスト)
解説

胸郭出口症候群の誘発テストはRoosテスト(3分間挙上テスト=EAST)。両上肢を挙上し手指開閉を続けて症状を誘発する。

胸郭出口症候群は斜角筋間・肋鎖間・小胸筋下で腕神経叢や鎖骨下動静脈が圧迫される病態。Roosテスト(EAST)は両肩90°外転・肘90°屈曲位で手指の握り開きを3分間繰り返し、上肢のだるさ・しびれ・脱力が出現すれば陽性となる。他にAdson、Wright、Edenテストなども用いる。選択肢の他テストは肩後方不安定性・腰椎椎間関節・膝半月板・テニス肘の検査で、対象部位が異なる。誘発テスト名と対象疾患の対応を整理することが要点。

✗ 1. 誤り
Jerkテスト
肩関節後方不安定性を評価する検査
✗ 2. 誤り
Kempテスト
腰椎の伸展・回旋で椎間関節性/神経根症状を誘発する検査
✗ 3. 誤り
McMurrayテスト
膝半月板損傷を回旋で誘発する検査
✓ 4. 正しい
Roosテスト
両上肢挙上位で手指開閉を続け胸郭出口症候群の症状を誘発
✗ 5. 誤り
Thomsenテスト
手関節背屈抵抗で上腕骨外側上顆炎を誘発する検査
ポイント
  • 胸郭出口症候群=Roosテスト(3分間挙上/EAST)
  • Adson・Wright・Edenテストも補助的に用いる
比較表
誘発テストと評価対象
テスト評価対象
Roos胸郭出口症候群
Jerk肩関節後方不安定性
Kemp腰椎椎間関節・神経根
McMurray膝半月板
Thomsen上腕骨外側上顆炎
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