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理由で解く 理学療法士

QP58A033 理学療法評価学

出典:第58回理学療法士国家試験(2023)午前 問33
問題
腱板損傷の検査で正しいのはどれか。
選択肢
1 Chairテスト
2 Jacksonテスト
3 Spurlingテスト
4 Thomsenテスト
5 Drop armテスト
解答
正解5(Drop armテスト)
解説

腱板(特に棘上筋)断裂の検査はDrop armテスト。90°外転位から上肢をゆっくり下ろせず落下すれば陽性。

Drop armテストは肩関節を90°以上外転させた位置から上肢をゆっくり下降させる検査で、腱板(主に棘上筋)が断裂していると保持できず腕が落下する。棘上筋は外転の初動と保持に働くため、断裂すると求心性の外転保持ができない。他の選択肢は頸椎神経根症(Jackson・Spurling)や上腕骨外側上顆炎(Chair・Thomsen)の検査で、肩腱板とは対象が異なる。テスト名と検査部位の対応を確実に区別することが要点。

✗ 1. 誤り
Chairテスト
椅子を持ち上げて上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の疼痛を誘発する検査
✗ 2. 誤り
Jacksonテスト
頸部を後屈・側屈させ頸椎神経根症状を誘発する検査
✗ 3. 誤り
Spurlingテスト
頸部後屈・側屈+圧迫で頸椎神経根症状を誘発する検査
✗ 4. 誤り
Thomsenテスト
手関節背屈に抵抗を加え上腕骨外側上顆炎を誘発する検査
✓ 5. 正しい
Drop armテスト
外転位から上肢を保持できず落下すれば腱板断裂を示唆
ポイント
  • 腱板(棘上筋)断裂=Drop armテスト
  • Jackson・Spurlingは頸椎神経根症、Chair・Thomsenはテニス肘
比較表
整形外科的テストと評価対象
テスト評価対象
Drop arm腱板(棘上筋)断裂
Jackson頸椎神経根症
Spurling頸椎神経根症
Chair上腕骨外側上顆炎
Thomsen上腕骨外側上顆炎
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