学習トップ理由で解く 理学療法士第11章 ▸ 一般 / QP57P031

理由で解く 理学療法士

QP57P031 理学療法評価学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午後 問31
問題
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 男性に好発する。
2 一次性の頻度が高い。
3 起立動作時の痛みが強い。
4 膝外反変形を生じやすい。
5 エックス線写真で骨硬化像がみられる。
解答
正解【2・3】 / 【2・5】 / 【3・5】 〈複数正答:いずれの組合せも正解〉
解説

※本問は複数正答(厚生労働省が複数の組合せを正解と認定)。【2・3】/【2・5】/【3・5】 のいずれの組合せでも正解。

変形性膝関節症は中高年女性の一次性・内反(O脚)変形が典型で、動作開始時痛と軟骨下骨の骨硬化像が特徴。

本問は選択肢2・3・5がいずれも医学的に正しく、複数の組合せ(2-3、2-5、3-5)が正解とされた欠陥問題である。変形性膝関節症は関節軟骨の変性・摩耗を基盤とし、明らかな基礎疾患のない一次性(加齢・肥満・力学的負荷が要因)が大多数を占める。荷重時、特に立ち上がりや歩き始めなど動作開始時に強い疼痛を訴えるのが典型で、進行すると軟骨下骨が反応性に硬化してエックス線で骨硬化像(subchondral sclerosis)、関節裂隙狭小化、骨棘、骨嚢胞を呈する。

✗ 1. 誤り
男性に好発する。
中高年女性に好発する。閉経後のホルモン変化や肥満が関与
✓ 2. 正しい
一次性の頻度が高い。
基礎疾患のない一次性が大多数を占める
✓ 3. 正しい
起立動作時の痛みが強い。
立ち上がり・歩き始めの動作開始時痛が典型
✗ 4. 誤り
膝外反変形を生じやすい。
内側関節裂隙が狭小化し内反(O脚)変形を生じやすい
✓ 5. 正しい
エックス線写真で骨硬化像がみられる。
軟骨下骨の反応性硬化像がみられる
ポイント
  • 中高年女性・一次性・内反(O脚)変形が典型
  • 動作開始時痛が特徴
  • X線所見=関節裂隙狭小化・骨棘・軟骨下骨硬化・骨嚢胞
  • 本問は複数の解答が正解とされた
比較表
変形性膝関節症のエックス線所見(Kellgren-Lawrence関連)
所見内容
関節裂隙狭小化軟骨摩耗を反映(内側優位)
骨棘形成関節辺縁の反応性骨増殖
軟骨下骨硬化荷重部の骨硬化像
骨嚢胞軟骨下骨の嚢胞様変化
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手