学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 一般 / QP57P024

理由で解く 理学療法士

QP57P024 理学療法治療学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午後 問24
問題
バランス練習の難度を高める方法として正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 重心が低い姿勢で練習を行う。
2 開眼で行っていた練習を閉眼で行う。
3 支持基底面を広くして姿勢保持練習を行う。
4 立位保持練習時にボール投げの動作を行う。
5 一定の支持基底面内の重心移動を小さくする。
解答
正解2(開眼で行っていた練習を閉眼で行う。)、4(立位保持練習時にボール投げの動作を行う。)
解説

難度を上げるには支持基底面を狭く・重心を高く・視覚情報を遮断(閉眼)し、二重課題や動的要素を加える。

バランスの安定性は、支持基底面が広く重心位置が低いほど高まる。したがって難度を上げるには逆に支持基底面を狭くし重心を高くする。また立位バランスは視覚・前庭・体性感覚で保たれるため、閉眼にして視覚情報を除くと難度が上がる。さらにボール投げのように上肢の運動課題や外乱を加えると、姿勢制御に加えて二重課題・動的バランスが要求され難度が高まる。よって閉眼(2)とボール投げ(4)が正答となる。

✗ 1. 誤り
重心が低い姿勢で練習を行う。
重心が低いほど安定するため難度は下がる
✓ 2. 正しい
開眼で行っていた練習を閉眼で行う。
視覚情報を遮断し体性感覚・前庭に依存させ難度が上がる
✗ 3. 誤り
支持基底面を広くして姿勢保持練習を行う。
支持基底面が広いほど安定し難度は下がる
✓ 4. 正しい
立位保持練習時にボール投げの動作を行う。
二重課題・動的外乱で難度が上がる
✗ 5. 誤り
一定の支持基底面内の重心移動を小さくする。
重心移動が小さいほど安定し難度は下がる
ポイント
  • 支持基底面を狭く・重心を高くすると難度上昇
  • 閉眼で視覚遮断→難度上昇
  • 二重課題・動的要素の付加で難度上昇
比較表
バランス難度を上げる/下げる要素
要素難度を上げる難度を下げる
支持基底面狭くする広くする
重心の高さ高くする低くする
視覚閉眼開眼
課題二重課題・動的単一課題・静的
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