学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP57P015
理由で解く 理学療法士
L4残存では大腿四頭筋(膝伸展)が機能し膝の安定が得られるため、膝を固定する長下肢装具は不要。足関節・足部を制御する短下肢装具(AFO)で実用的歩行が可能。
二分脊椎の歩行能力は機能残存髄節で決まる(Sharrardの分類)。第4腰髄まで機能が残ると大腿四頭筋による膝伸展が可能で立位・歩行時の膝の安定が得られるため、膝関節を固定する長下肢装具や骨盤帯付き装具は過剰である。一方、足関節背屈・底屈や足部内在筋は麻痺しているため、内反尖足などの変形を防ぎ立脚を安定させる短下肢装具(AFO)が適応となる。歩行の安定性に応じてAFO単独、あるいはAFOと杖(クラッチ)を併用して実用歩行を目指す。したがって選択肢2・3が適切。
| 残存レベル | 主な機能 | 装具 |
|---|---|---|
| 胸髄〜L2 | 股関節屈曲まで | 骨盤帯付き長下肢装具+歩行器 |
| L3 | 膝伸展不十分 | 長下肢装具 |
| L4〜L5 | 膝伸展(四頭筋)あり | 短下肢装具(±杖) |
| S1以下 | 足関節も部分機能 | 靴型装具・足底装具 |
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