学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP57P008
理由で解く 理学療法士

過回内テストで患側が過剰に回内するのは運動の距離・程度を調整できない測定異常(dysmetria)。右小脳半球病変による同側の協調運動障害。
多発性硬化症の右小脳半球脱髄により同側(右)上肢に小脳性運動失調が出現している。過回内テスト(両上肢を前方挙上して急速に回内させる検査)では、健側は適度な回内で止まるのに対し、小脳障害側は運動の終点を調整できず過度に回内(hyperpronation)する。これは目標に対して運動の量・距離を適切に制御できない測定異常(dysmetria)の現れであり、正答は3。指鼻試験での行き過ぎ(測定過大)と同じ機序である。
| 徴候 | 内容 |
|---|---|
| 測定異常 | 運動の距離・量の調整不良 |
| 運動分解 | 運動が分節化し円滑さを欠く |
| 反復拮抗運動不能 | 急速な反復運動の拙劣 |
| 企図振戦 | 目標接近時に増強する振戦 |
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