学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP57P009
理由で解く 理学療法士

腹臥位で膝を屈曲させ股関節を伸展位に保つと、二関節筋である大腿直筋が最大に伸張される。
図は腹臥位でのストレッチング手技を示す。患者は腹臥位で、一側下肢は膝伸展位で台上に置かれ、対側は療法士が下腿・足関節を保持して膝を屈曲させている(踵を殿部へ近づける方向の矢印)。もう一本の矢印は大腿後面・殿部を下方へ押さえ、大腿遠位のロールとあわせて股関節を伸展位に保つことを示す。股関節伸展位を維持しながら膝を屈曲させる操作は、股関節屈曲・膝関節伸展という相反する作用をもつ二関節筋を両端から引き伸ばす。これに該当するのが大腿直筋であり、本手技で最も伸張される。他の筋は肢位が逆(ハムストリングス・大殿筋)、または膝屈曲位で緩む(膝窩筋・腓腹筋)ため伸張されない。
| 筋 | 作用 | 伸張肢位 |
|---|---|---|
| 大腿直筋 | 股屈曲+膝伸展 | 股伸展+膝屈曲 |
| ハムストリングス | 股伸展+膝屈曲 | 股屈曲+膝伸展 |
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