学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第10章 ▸ 実地 / QP57P001
理由で解く 理学療法士

プラットホーム後方移動→身体前方動揺では後面筋が遠位から近位へ順に活動し、最初(筋①)に働くのは足関節底屈筋の腓腹筋である。
図左は、プラットホームが後方(外乱方向=左)へ移動したときの姿勢変化を示す。外乱時には足が後方へ運ばれ、慣性で残る上体が相対的に前方へ動揺している(頭部が前方へ倒れる)。これに対し身体を後方へ引き戻すには足関節を底屈させる必要があり、後面の筋群が遠位(足関節)から近位(体幹)へ向かって順に活動する(足関節戦略/distal-to-proximal)。図右のEMGでは筋①が最も早く(約100 msec)活動を開始し、続いて筋②、筋③の順で遅れる。筋④・筋⑤はほぼ活動していない。この順序は、腓腹筋(筋①)→ハムストリングス(筋②)→脊柱起立筋(筋③)に対応し、前面の前脛骨筋・腹直筋(筋④・筋⑤)は拮抗筋として静止する。したがって最も早く活動する筋①は足関節底屈筋の腓腹筋であり、正答は選択肢4。
| プラットホーム移動 | 身体動揺方向 | 最初に活動する筋 |
|---|---|---|
| 後方へ移動 | 前方へ動揺 | 腓腹筋(後面遠位) |
| 前方へ移動 | 後方へ動揺 | 前脛骨筋(前面遠位) |
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