学習トップ理由で解く 理学療法士第10章 ▸ 実地 / QP57P002

理由で解く 理学療法士

QP57P002 基礎理学療法学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午後 問2
問題
図に示す姿勢が出現する時期として正しい順序はどれか。
図
選択肢
1 A→B→C
2 A→C→B
3 B→C→A
4 C→A→B
5 C→B→A
解答
正解2(A→C→B)
解説

姿勢反射・反応は「原始反射(ATNR)→ランドー反射→パラシュート反応(保護伸展)」の順に出現するため、A→C→Bが正しい。

図Aは背臥位で頭部を一側に回旋し、顔を向けた側の上肢が伸展・後頭側の上肢が屈曲する非対称性緊張性頸反射(ATNR)の姿勢である。ATNRは原始反射で出生時からみられ、生後4〜6か月ごろに消失する。図Cは腹臥位で体幹を支えて懸垂保持したランドー反射の肢位で、頭部・体幹・股関節を伸展する立ち直り系の反応として生後3〜4か月ごろから出現する。図Bは体幹・骨盤を保持して支持面へ頭方から下降させたときに上肢を伸展・外転して身体を保護・支持しようとするパラシュート反応(保護伸展反応)で、生後6〜9か月ごろに出現する。したがって出現時期は「原始反射(A)→立ち直り系のランドー反射(C)→保護伸展反応(B)」の順、すなわちA→C→Bとなる。

✗ 1. 誤り
A→B→C
BとCの順が逆。パラシュート反応(B)はランドー反射(C)より遅く出現するため誤り
✓ 2. 正しい
A→C→B
ATNR(A,出生〜)→ランドー反射(C,生後3〜4か月)→パラシュート反応(B,生後6〜9か月)で、原始反射→立ち直り反応→保護伸展反応という発達順に一致
✗ 3. 誤り
B→C→A
最も遅く出現するパラシュート反応(B)を最初に置いており誤り
✗ 4. 誤り
C→A→B
ランドー反射(C)を原始反射のATNR(A)より先に置いており誤り
✗ 5. 誤り
C→B→A
全体に出現順が逆向きで誤り
ポイント
  • 運動発達は頭尾方向・近位から遠位
  • 抗重力位への段階的獲得
  • 正答はA→C→B
比較表
正常運動発達のおおまかな順序
時期の目安獲得される姿勢・運動
3〜4か月頸定・腹臥位で前腕支持
6〜7か月支えなし座位
8〜10か月四つ這い・つかまり立ち
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手