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理由で解く 理学療法士

QP57A038 理学療法治療学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午前 問38
問題
装具と疾患の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 Jewett型装具 ― 橈骨神経麻痺
2 Milwaukee装具 ― 先天性股関節脱臼
3 Oppenheimer型装具 ― 胸椎圧迫骨折
4 Riemenbügel〈リーメンビューゲル〉装具 ― 側弯症
5 SOMI装具 ― 頸椎環軸骨折
解答
正解5(SOMI装具 ― 頸椎環軸骨折)
解説

SOMI装具(Sterno-Occipital-Mandibular Immobilizer)は胸骨・後頭・下顎で頸椎を固定する頸椎装具で、環軸椎など上位頸椎の外傷に適応する。

各装具の本来の適応で判定する。SOMI装具は胸骨・後頭・下顎の3点支持で頸椎を強固に固定する装具で、環軸椎骨折など上位頸椎の不安定性に用いる(選択肢5が正)。Jewett型は3点固定の胸腰椎過伸展装具で胸腰椎圧迫骨折に用いる(橈骨神経麻痺ではない)。Milwaukee装具は側弯症の代表的装具(先天性股関節脱臼ではない)。Oppenheimer型は手関節背屈・MP伸展を補助する短対立系の手関節装具で橈骨神経麻痺(下垂手)に用いる(胸椎圧迫骨折ではない)。リーメンビューゲル(Pavlikハーネス)は乳児の先天性股関節脱臼に用いる(側弯症ではない)。

✗ 1. 誤り
Jewett型装具 ― 橈骨神経麻痺
Jewettは胸腰椎過伸展装具で圧迫骨折用
✗ 2. 誤り
Milwaukee装具 ― 先天性股関節脱臼
Milwaukeeは側弯症用
✗ 3. 誤り
Oppenheimer型装具 ― 胸椎圧迫骨折
Oppenheimerは橈骨神経麻痺(下垂手)用の手関節装具
✗ 4. 誤り
Riemenbügel〈リーメンビューゲル〉装具 ― 側弯症
リーメンビューゲルは先天性股関節脱臼用
✓ 5. 正しい
SOMI装具 ― 頸椎環軸骨折
胸骨・後頭・下顎固定の頸椎装具で上位頸椎外傷に適応
ポイント
  • SOMI装具=頸椎(上位頸椎)固定
  • Jewett=胸腰椎過伸展(圧迫骨折)
  • Milwaukee=側弯症
  • Oppenheimer=橈骨神経麻痺(下垂手)
  • リーメンビューゲル=先天性股関節脱臼
比較表
装具と正しい適応疾患
装具適応疾患
SOMI頸椎環軸骨折
Jewett胸腰椎圧迫骨折
Milwaukee側弯症
Oppenheimer橈骨神経麻痺
リーメンビューゲル先天性股関節脱臼
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