学習トップ理由で解く 理学療法士第13章 ▸ 一般 / QP57A037

理由で解く 理学療法士

QP57A037 地域理学療法学

出典:第57回理学療法士国家試験(2022)午前 問37
問題
感染予防の標準予防策(standard precautions)について正しいのはどれか。
選択肢
1 感染症患者のみに対して日常的に実施されるべき感染対策である。
2 歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。
3 屋外での歩行練習では感染予防対策は不要である。
4 血圧測定を行う前の手指衛生は不要である。
5 マスクはN95を使用する。
解答
正解2(歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。)
解説

標準予防策は感染症の有無にかかわらず全患者に適用し、血液・体液・分泌物・粘膜・損傷皮膚を感染性とみなして手指衛生と手袋等で対応する。

標準予防策(スタンダードプリコーション)は、すべての患者の血液・体液・汗を除く分泌物・排泄物・粘膜・損傷皮膚を感染の可能性があるものとして扱う基本的感染対策である。出血への対処では手袋を着用するのが原則であり、選択肢2が正しい。感染症患者に限定するものではなく(1が誤)、屋外でも血液・体液曝露があれば対策は必要(3が誤)、患者接触・処置前後の手指衛生は基本であり血圧測定前も必要(4が誤)。N95は結核・麻疹・水痘など空気感染予防での使用であり標準予防策で常用するものではない(5が誤)。

✗ 1. 誤り
感染症患者のみに対して日常的に実施されるべき感染対策である。
全患者に適用するのが標準予防策
✓ 2. 正しい
歩行練習中に患者が出血した場合は手袋をして対処する。
血液曝露に対し手袋着用が原則
✗ 3. 誤り
屋外での歩行練習では感染予防対策は不要である。
曝露リスクがあれば場所を問わず必要
✗ 4. 誤り
血圧測定を行う前の手指衛生は不要である。
患者接触前の手指衛生は必須
✗ 5. 誤り
マスクはN95を使用する。
N95は空気感染予防用で標準予防策の常用ではない
ポイント
  • 標準予防策=全患者に適用
  • 血液・体液・分泌物・粘膜・損傷皮膚を感染性とみなす
  • 手指衛生と手袋・エプロン等の使用が基本
  • N95は空気感染予防(結核・麻疹・水痘)
比較表
感染予防策の区分
区分対象・内容
標準予防策全患者・血液体液曝露対策
接触感染予防手袋・ガウン
飛沫感染予防サージカルマスク
空気感染予防N95・陰圧個室
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手