学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP57A011
理由で解く 理学療法士
下腿義足の立脚期の膝安定性は、膝伸展筋力と矢状面アライメント(床反力線と膝軸の位置関係)で決まる。膝折れ=膝を屈曲させる力が勝る状態。
下腿義足では自分の膝関節が残っているため、立脚期に膝が屈曲方向へ崩れるのが膝折れである。ソケットの初期屈曲角を過大に設定すると膝屈曲モーメントが増し、床反力線が膝軸の後方を通って膝を屈曲させる方向に働くため不安定になる。また残存する大腿四頭筋(膝伸展筋)の筋力が低下していると、この屈曲モーメントに拮抗して膝を伸展保持できず膝折れが生じる。糖尿病性の廃用や高齢による筋力低下は臨床的にもよく合致する。
| 状態 | 床反力線と膝軸 | 対応 |
|---|---|---|
| 膝折れ(屈曲不安定) | 床反力線が膝の後方 | 初期屈曲角を減らす・足部を前方に・伸展筋強化 |
| 膝の過伸展・不安定 | 床反力線が膝の前方 | 初期屈曲角を増やす・足部を後方に |
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