学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP57A010
理由で解く 理学療法士
靴型装具は補正部品ごとに力学的効果が決まっている。④は中足骨骨頭のすぐ近位を横切る中足骨バーで、骨頭の免荷が目的である。
①は踵に入れたヒールウェッジで、踵(後足部)の内反・外反を制御する補正であり、前足部の回内を防ぐものではない。②は内側のヒールを前方に延長したトーマスヒールで、内側縦アーチを支持して踵の回内(扁平足)に対応する補正であり、踏み返しとは関係しない。③は前足部の底に入れたソールウェッジで、前足部の回内・回外を制御する補正であって、横アーチの支持を目的とするものではない。④は中足骨骨頭のすぐ近位を斜めに横切る中足骨バー(メタタルサルバー)で、荷重を骨頭より近位の骨幹部で受けさせ、中足骨骨頭を免荷する。⑤は前足部の底を厚く丸く仕上げたロッカーバー(舟底型ソール)で、立脚後期の踏み返しを助ける補正である。したがって補正と効果が正しく対応しているのは④だけである。なお横アーチの支持性増強は靴の中に入れる中足骨パッド、接踵時の衝撃吸収はクッションヒール(SACHヒール)で得られるもので、いずれも図には示されていない。
| 補正部品 | 効果 |
|---|---|
| 中足骨パッド | 中足骨骨頭の免荷 |
| ロッカーソール(船底) | 踏み返しの改善 |
| 内側ソールウェッジ | 回内の制御 |
| SACHヒール/クッションヒール | 接踵時の衝撃吸収 |
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