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理由で解く 理学療法士

QP56P025 理学療法評価学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午後 問25
問題
CRPS〈複合性局所疼痛症候群〉のtypeⅠに認められずtypeⅡに認められるのはどれか。
選択肢
1 骨萎縮
2 痛覚過敏
3 発汗異常
4 皮膚温異常
5 末梢神経伝導検査異常
解答
正解5(末梢神経伝導検査異常)
解説

CRPS typeⅡ(カウザルギー)は明らかな末梢神経損傷を伴う型で、神経伝導検査異常を認める。typeⅠ(RSD)は明らかな神経損傷を伴わない。

CRPSは外傷などを契機に生じる慢性の難治性疼痛で、明らかな末梢神経損傷を伴わないものをtypeⅠ(旧RSD/反射性交感神経性ジストロフィー)、明らかな神経損傷を伴うものをtypeⅡ(旧カウザルギー)と分類する。両型とも痛覚過敏(アロディニア)、発汗異常、皮膚温・皮膚色の変化、浮腫、骨萎縮(Sudeck骨萎縮)など自律神経・栄養性の変化を共通して示す。両者を鑑別する決め手は神経損傷の有無であり、typeⅡでは神経伝導検査で異常(伝導遅延・振幅低下など)を認める。

✗ 1. 誤り
骨萎縮
Sudeck骨萎縮として両型に共通してみられる
✗ 2. 誤り
痛覚過敏
アロディニアは両型に共通する主症状
✗ 3. 誤り
発汗異常
自律神経障害として両型に共通
✗ 4. 誤り
皮膚温異常
血管運動障害として両型に共通
✓ 5. 正しい
末梢神経伝導検査異常
神経損傷を伴うtypeⅡに特徴的で正しい
ポイント
  • typeⅠ(RSD)=神経損傷なし
  • typeⅡ(カウザルギー)=明らかな神経損傷あり=神経伝導検査異常
  • 疼痛・発汗・皮膚温異常・骨萎縮は両型共通
比較表
CRPSの型分類
項目typeⅠ(RSD)typeⅡ(カウザルギー)
神経損傷明らかな損傷なし明らかな神経損傷あり
神経伝導検査異常なし異常あり
疼痛・自律神経症状ありあり
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