学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP56P018
理由で解く 理学療法士

認知症患者の訴えには、否定・訂正・強制ではなく、まず言葉を反復・傾聴して感情を受容する(バリデーション/受容的対応)のが原則。疼痛の訴えは我慢させず評価につなげ、妄想も頭ごなしに否定しない。
認知症(MMSE13点=中等度)があり大腿骨頸部骨折の人工骨頭置換術後で回復期リハに消極的な患者への声かけを問う設問。認知症患者への対応の基本は、訴えを否定・訂正・叱責・強制せず、まず反復・傾聴して感情を受け止める受容的態度(バリデーション療法/パーソン・センタード・ケア)である。選択肢2は「帰りたい」という訴えをそのまま反復して受容しており、帰宅要求を即座に否定せず気持ちを受け止めたうえで理由を聴く適切な返答であり、公式正答2と一致する。他の選択肢は、繰り返す質問を突き放す(1)、疼痛を我慢させ術部評価を怠る(3)、脅しで強制する(4)、物盗られ妄想を否定する(5)と、いずれも患者の感情を否定・軽視する不適切な対応である。
| 対応 | 適否 |
|---|---|
| 感情を受け止める・反復する | 適切 |
| 否定・叱責・訂正 | 不適切 |
| 我慢の強要・脅し | 不適切 |
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