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理由で解く 理学療法士

骨盤帯なし両側長下肢装具+平行棒内での振り出し歩行が可能な機能残存レベルはTh12。
図は両側長下肢装具(KAFO)を装着した男性が平行棒を把持し、両下肢を同時に前方へ振り出す「振り出し歩行(swing gait)」を行う4コマ連続の模式図である。装具は大腿・下腿をベルトで固定した標準的な長下肢装具で、骨盤帯や体幹装具は描かれていない。骨盤帯なしの両側長下肢装具を用いて平行棒内で振り出し歩行を成立させるには、腹筋群・腰背筋・腰方形筋など下部体幹から骨盤を制御する筋が機能している必要があり、これが可能となる機能残存レベルはTh12である。Th6やTh1などの上位胸髄では体幹制御が不十分で骨盤帯や体幹支持を要し、L4以下では股関節屈筋・大腿四頭筋が働くためより軽い装具での交互歩行へ移行する。したがって図の歩行様式に合致する機能残存レベルはTh12であり、公式正答と整合する。
| 残存レベル | 主な機能 | 歩行 |
|---|---|---|
| Th6以上 | 上部体幹 | 治療的立位・歩行 |
| Th12 | 骨盤帯挙上 | 長下肢装具で実用的装具歩行 |
| L4 | 大腿四頭筋 | 短下肢装具で実用歩行 |
| S1 | 下腿三頭筋 | 装具なし〜短下肢装具歩行 |
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