学習トップ理由で解く 理学療法士第12章 ▸ 実地 / QP56P008

理由で解く 理学療法士

QP56P008 理学療法治療学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午後 問8
問題
極超短波治療の図を示す。aに対するbの照射強度はどれか。
図
選択肢
1 約0.2倍
2 約0.7倍
3 約1.4倍
4 約2.8倍
5 約5.6倍
解答
正解4(約2.8倍)
解説

照射強度は距離の逆二乗(距離半分で4倍)に、皮膚面への入射角の正弦(45度で約0.7)を掛け合わせるため、b/a=4×0.7≒2.8倍となる。

図は極超短波(マイクロ波)治療の照射条件を比較したもの。aは皮膚面に垂直(90度)・距離20cm、bは皮膚面に対し45度・距離10cm。照射強度は主に2つの因子で決まる。(1)距離:点線源からの放射は距離の逆二乗に比例し、距離が20cm→10cmと半分になると強度は(20/10)²=4倍になる。(2)入射角:皮膚面に対して斜めに照射すると有効照射強度は皮膚面に対する角度の正弦(sinθ)に比例し、90度ではsin90°=1、45度ではsin45°≒0.7。したがってbのaに対する強度比は 4×0.7≒2.8倍 となり、選択肢4が正しい。

✗ 1. 誤り
約0.2倍
距離・角度いずれの計算とも一致せず
✗ 2. 誤り
約0.7倍
角度因子sin45°≒0.7のみを見て、距離短縮による増加(逆二乗で4倍)を無視した誤答
✗ 3. 誤り
約1.4倍
計算値と一致しない
✓ 4. 正しい
約2.8倍
距離が20cm→10cmで逆二乗により4倍、入射角が90度→45度でsin45°≒0.7倍、4×0.7≒2.8倍。図の条件に一致
✗ 5. 誤り
約5.6倍
距離因子4倍に角度を無視、または角度で増加と誤ると過大になる。図の条件と一致しない
ポイント
  • 照射強度は距離の2乗に反比例(逆二乗の法則)
  • 強度比=(距離a)²÷(距離b)²
  • 導子に近いbほど強度が大きい
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