学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP56P009
理由で解く 理学療法士
腰部の深部筋を対象とするため、深達性の高い1MHz(3MHzは表在向き)を選ぶのが正しい。強度・照射時間率・接触法・BNRの各条件も安全域を外さないことが重要。
超音波療法では周波数により深達度が異なり、1MHzは深部(約3〜5cm)、3MHzは表在(約1〜2cm)に作用する。腰部筋筋膜炎では脊柱起立筋など深部組織を狙うため1MHzが適切で、選択肢2が正しい。治療強度は一般に0.5〜2.0W/cm²程度で、3.0W/cm²は過大で熱傷・組織損傷のリスクがある。照射時間率100%は連続波(温熱効果中心)で、急性〜亜急性期の炎症性病変には非温熱効果を狙うパルス(低デューティ比)が無難であり、無条件に100%が正しいとはいえない。超音波は空気を通さないため導子は皮膚に接触させ結合剤を用いる必要があり、5cm離すのは誤り。ビーム不均等率〈BNR〉は超音波ビームの最大強度と平均強度の比で、値が大きいほどビームが不均一で、ホットスポット(局所的に強度が突出する部分)を生じやすい。BNR6は治療器で許容される範囲の上限に近い高い値であり、これを固定法(導子を動かさずに当て続ける)で用いると局所の過加熱・熱傷を招く。超音波療法は原則として導子を動かす移動法で行うため、選択肢5は誤りである。
| 項目 | 適切 | 不適切 |
|---|---|---|
| 周波数(深部) | 1MHz | 3MHz(表在向き) |
| 強度 | 0.5〜2.0W/cm² | 3.0W/cm²(過大) |
| 導子 | 皮膚に接触・結合剤 | 皮膚から離す |
| BNR高い導子 | 移動法 | 固定法(熱傷リスク) |
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