学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP56P004
理由で解く 理学療法士

下肢の固定位置を変えると、体幹前屈時に膝関節伸展を保持するために必要な筋活動(大腿四頭筋)の関与が変化する。固定位置により前傾角度が変わったことは、膝伸展保持を担う大腿四頭筋の筋力低下を反映する。
体幹前屈(前傾)動作では、下肢の固定位置によって各関節に要求されるモーメントが変化する。膝関節が伸展位に保たれる条件と屈曲を許す条件とで前傾角度に差が生じたことは、膝伸展位の保持を担う大腿四頭筋の働きが不十分であることを示唆する。すなわち、固定条件を変えて大腿四頭筋への依存度が高まる肢位にしたときに前傾角度が制限(または変化)したため、最も筋力低下が疑われる筋は大腿四頭筋と判断される。腹直筋や腸腰筋は体幹・股関節の屈曲に働くが本問の角度差の主因ではなく、ハムストリングスは伸張性(柔軟性)が前屈制限に関与しうるが『筋力低下』の観点では該当しない。(本問は図の肢位に依存するため、上記は角度差を生む力学的要因からの推論である)
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