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理由で解く 理学療法士

QP56A046 理学療法評価学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午前 問46
問題
糖尿病患者の運動療法を中止すべき状態はどれか。
選択肢
1 発汗
2 冷汗
3 体温37.0 °C
4 Borg指数13
5 脈拍数110/分
解答
正解2(冷汗)
解説

冷汗は低血糖発作の警告徴候。糖尿病の運動療法中に冷汗が出たら直ちに中止し血糖対応を行う。

糖尿病の運動療法中に最も注意すべき急性合併症は低血糖である。冷汗(冷や汗)は動悸・振戦・空腹感などとともに交感神経刺激による低血糖の警告症状で、放置すると意識障害や昏睡に至るため直ちに運動を中止し糖分補給などの対応を行う。運動に伴う生理的な発汗、平熱の体温37.0 °C、Borg指数13(ややきつい=有酸素運動の適切な強度目安)、脈拍110/分程度は運動中に許容される反応であり、中止基準とはならない。

✗ 1. 誤り
発汗
運動に伴う生理的反応で中止基準ではない
✓ 2. 正しい
冷汗
低血糖の警告徴候であり、直ちに運動を中止すべき
✗ 3. 誤り
体温37.0 °C
ほぼ平熱で問題なく、中止基準ではない
✗ 4. 誤り
Borg指数13
「ややきつい」で有酸素運動の適切な強度目安
✗ 5. 誤り
脈拍数110/分
運動中に許容される心拍応答の範囲内
ポイント
  • 運動療法中の冷汗=低血糖の警告徴候
  • 低血糖症状出現時は直ちに中止し糖分補給
  • Borg13(ややきつい)は適切な運動強度
比較表
運動療法中の所見の評価
所見評価
冷汗低血糖の警告→中止
発汗生理的反応→継続可
Borg 13ややきつい→適切強度
脈拍110/分許容範囲
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