学習トップ理由で解く 理学療法士第11章 ▸ 一般 / QP56A030

理由で解く 理学療法士

QP56A030 理学療法評価学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午前 問30
問題
第Ⅶ脳神経の検査はどれか。
選択肢
1 眼球運動
2 眼輪筋筋力
3 咀嚼筋力
4 調節反射
5 軟口蓋反射
解答
正解2(眼輪筋筋力)
解説

第Ⅶ脳神経=顔面神経。表情筋(眼輪筋・口輪筋など)の運動を支配する。眼輪筋の筋力(閉眼保持)評価が顔面神経の検査。

顔面神経(第Ⅶ脳神経)は表情筋の運動、舌前2/3の味覚、涙腺・唾液腺(顎下腺・舌下腺)分泌、アブミ骨筋を支配する。臨床では前頭筋(額のしわ寄せ)、眼輪筋(強く閉眼させ開けさせない)、口輪筋(口すぼめ・イーと歯を見せる)の左右差・筋力を評価する。したがって眼輪筋筋力の評価が顔面神経の検査に該当する。他の選択肢は別の脳神経を反映する。中枢性(核上性)顔面神経麻痺では額のしわ寄せが保たれ下半分の麻痺、末梢性(Bell麻痺など)では額を含む片側顔面全体が麻痺する点も重要である。

✗ 1. 誤り
眼球運動
動眼(Ⅲ)・滑車(Ⅳ)・外転(Ⅵ)神経の検査
✓ 2. 正しい
眼輪筋筋力
顔面神経(Ⅶ)支配の表情筋の評価
✗ 3. 誤り
咀嚼筋力
三叉神経(Ⅴ)運動枝の検査
✗ 4. 誤り
調節反射
視神経(Ⅱ)求心路・動眼神経(Ⅲ)遠心路
✗ 5. 誤り
軟口蓋反射
舌咽(Ⅸ)・迷走(Ⅹ)神経の検査
ポイント
  • 第Ⅶ=顔面神経=表情筋運動
  • 眼輪筋・前頭筋・口輪筋の筋力で評価
  • 中枢性は下部顔面、末梢性は片側顔面全体が麻痺
比較表
脳神経と検査(選択肢対応)
検査対応する脳神経
眼球運動Ⅲ・Ⅳ・Ⅵ
眼輪筋筋力Ⅶ(顔面神経)
咀嚼筋力Ⅴ(三叉神経)
調節反射Ⅱ・Ⅲ
軟口蓋反射Ⅸ・Ⅹ
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