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理由で解く 理学療法士

QP56A029 理学療法評価学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午前 問29
問題
関節可動域測定法〈日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による〉で矢状面上の角度を測定するのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 肩伸展
2 手尺屈
3 股外転
4 膝屈曲
5 胸腰部回旋
解答
正解1(肩伸展)、4(膝屈曲)
解説

矢状面上の運動は屈曲・伸展。肩伸展と膝屈曲が該当。尺屈・外転は前額面、回旋は水平面の運動である。

関節運動は基本3面で整理できる。矢状面(身体を左右に分ける面)上の運動は屈曲・伸展であり、前額面(前後に分ける面)上の運動は外転・内転や側屈、水平面上の運動は回旋である。肩伸展(屈曲・伸展)と膝屈曲(屈曲・伸展)は矢状面の運動で、体側から見て角度を測定する。手関節の尺屈(橈屈・尺屈)と股関節の外転(外転・内転)は前額面の運動、胸腰部回旋は水平面の運動であり、いずれも矢状面ではない。ROM測定では運動面に応じて基本軸・移動軸・測定肢位を正しく設定することが精度確保の要点となる。

✓ 1. 正しい
肩伸展
屈曲・伸展=矢状面の運動
✗ 2. 誤り
手尺屈
橈屈・尺屈=前額面の運動
✗ 3. 誤り
股外転
外転・内転=前額面の運動
✓ 4. 正しい
膝屈曲
屈曲・伸展=矢状面の運動
✗ 5. 誤り
胸腰部回旋
回旋=水平面の運動
ポイント
  • 矢状面=屈曲・伸展
  • 前額面=外転・内転、側屈、橈屈・尺屈
  • 水平面=回旋(内旋・外旋)
比較表
運動面と関節運動
運動面運動
矢状面屈曲・伸展肩伸展・膝屈曲
前額面外転・内転/橈屈・尺屈股外転・手尺屈
水平面回旋胸腰部回旋
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