学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QP56A015
理由で解く 理学療法士
下腿後面から足背外側部に至る痛みはS1神経根領域を示し、L5/S1椎間板ヘルニアが疑われる。
本症例では左の下腿後面から足背外側部にかけての強い痛みがみられる。腰椎椎間板ヘルニアでは、脱出した髄核が下位の神経根を圧迫する。下腿後面〜足部外側(外果〜第5趾側)はS1神経根の皮膚分節(デルマトーム)に相当し、S1が障害されるとアキレス腱反射の低下、足底屈力低下、ふくらはぎ〜足外側の感覚障害を伴う。S1神経根はL5/S1椎間板レベルで圧迫を受けやすいため、病変部位はL5/S1が最も疑われる。L4/5ヘルニアではL5神経根障害(足背〜母趾側、前脛骨筋・長母趾伸筋の筋力低下)となり、疼痛分布が異なる。
| 椎間板高位 | 障害神経根 | 主な症状 |
|---|---|---|
| L4/5 | L5 | 足背〜母趾、足背屈・母趾伸展力低下 |
| L5/S1 | S1 | 下肢後面〜足外側、底屈力低下、アキレス腱反射低下 |
| L3/4 | L4 | 下腿内側、膝伸展力低下、膝蓋腱反射低下 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。