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理由で解く 理学療法士

拘縮の伸張は近位の大腿を固定し、疼痛の出ない範囲で持続的に遠位へ伸張力を加えるのが原則である。
別冊No.3のエックス線写真は左膝関節の正面像で、関節裂隙の狭小化など加齢に伴う変化を示し、伸展-10°・屈曲95°という可動域制限の背景となっている。画像は病態の背景を示すにとどまり、正誤は拘縮に対する伸張手技の原則で決まる。関節可動域運動では動かしたい関節の近位側、すなわち大腿を固定して遠位の下腿に伸張力を加えると、膝関節に選択的な伸張が及ぶ。矯正は疼痛を生じない範囲で、低負荷・長時間・漸増的に行うのが原則であり、疼痛を感じるレベルの矯正力は炎症と組織損傷を招いて逆効果となる。CPMは術後の可動域維持や早期運動のために用いる手段で、すでに完成した拘縮を矯正する主手技ではない。動的膝装具は低負荷での持続伸張時間を稼ぐ手段として拘縮の改善に有用であり、用いないと言い切るのは誤りである。連続ギプス法は数日から1週ごとに巻き替えて少しずつ矯正位を強めるもので、1日ごとに5°ずつという設定は組織の適応を超え不適切である。よって正答は2。
| 手技 | ポイント |
|---|---|
| 徒手ストレッチ | 近位固定・遠位可動、無痛範囲 |
| 連続ギプス | 数日ごとに緩徐に矯正位を進める |
| 動的装具 | 低負荷長時間の持続伸張 |
| CPM | 術後の可動域維持が主目的 |
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