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理由で解く 理学療法士

前頭葉に限局する境界明瞭・強造影の腫瘤(髄膜腫を示唆)では前頭葉症候や失語は起こり得るが、脳梁離断でみられる拮抗失行は脳梁を巻き込まない限り生じにくく最も可能性が低い。
造影T1強調水平断像で、患者左の前頭葉(正中近く)に境界明瞭・分葉状で強く造影される腫瘤を認める。髄外性・境界明瞭・強い造影効果は髄膜腫を示唆し、左前頭葉に限局する。左前頭葉(言語優位半球のBroca野近傍)病変では失語が、前頭葉障害全般として情緒障害・注意障害・遂行機能障害が起こり得る。一方、拮抗失行(一側の手が他方の意図と拮抗する運動を行う)は脳梁前部の離断で生じる離断症候であり、脳梁を巻き込まない本腫瘍では生じる可能性が最も低い。したがって最も可能性が低いのは拮抗失行(選択肢2)。
| 症候 | 主な責任部位 |
|---|---|
| 失語 | 優位半球(前頭・側頭) |
| 拮抗失行 | 脳梁(離断症状) |
| 情緒障害 | 前頭葉・辺縁系 |
| 注意障害 | 前頭葉・広汎 |
| 遂行機能障害 | 前頭葉(特に前頭前野) |
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