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理由で解く 理学療法士

Sharrardの分類は「最も遠位で完全に働く主要筋」で群を決める。大腿四頭筋(L3-4)が働けばⅢ群、前脛骨筋(L4-5)まで完全に働けばIV群。本問は四頭筋5に対し前脛骨筋が3(不完全)なので、境界はL4-L5=Ⅲ群。図の足部変形は病態と矛盾しないが、群判定はMMT値で行う点が要点。
Sharrardの分類は、機能が残存する最下位の脊髄髄節(=最も遠位で有効に働く筋)で麻痺レベルを判定する。覚え方の目安は「II群=腸腰筋、Ⅲ群=大腿四頭筋、IV群=前脛骨筋、V群=下腿三頭筋」。本児のMMTは大腿四頭筋(L3〜4支配)が5で完全に機能し膝伸展が可能。一方、より遠位のL4〜L5支配筋である前脛骨筋は3、内側ハムストリングスは3、後脛骨筋は2と部分的〜不十分にとどまり、L4/L5より遠位は麻痺している。したがって完全に働く最下位の主要筋が大腿四頭筋であるため、残存レベルは下位腰髄(L3〜L4/L5)に相当し、Sharrardの分類ではⅢ群となる。図の足部変形(前上方からみた両足の変形)は二分脊椎の下肢筋不均衡に伴う所見で診断・病態と矛盾しないが、群の判定自体はMMT値から行う。よって正答はⅢ群。
| 群 | レベル | 残存する主な筋 |
|---|---|---|
| I群 | 胸髄〜L1 | 下肢ほぼ麻痺 |
| II群 | L2〜L3 | 腸腰筋・内転筋・大腿四頭筋 |
| III群 | L4〜L5 | +内側ハムストリングス・前脛骨筋 |
| IV群 | L5〜S1 | +中殿筋・腓骨筋・後脛骨筋 |
| V群 | S1〜S2以下 | +下腿三頭筋・足内在筋 |
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