学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第10章 ▸ 実地 / QP56A009
理由で解く 理学療法士
服薬時間や血中濃度と無関係に、スイッチが切れるように突然無動(off)と改善(on)を繰り返すのがon-off現象。長期L-dopa治療の運動合併症。
Parkinson病の長期L-dopa治療では、線条体ドパミン受容体の反応性変化により運動合併症(wearing-off、on-off、ジスキネジア)が生じる。本例は服薬後30分程度で突然動けなくなり、1日に何度も無動(off)と改善(on)を予測困難な形で繰り返している。血中濃度や服薬タイミングと相関せずスイッチのように急激に症状が変動するのがon-off現象の特徴である。これに対し、薬効の持続時間が短縮し次の服薬前に規則的に症状が悪化するのがwearing-off現象で、服薬時刻と関連する点が鑑別点となる。
| 現象 | 特徴 | 服薬との関連 |
|---|---|---|
| wearing-off | 薬効持続の短縮、次回服薬前に悪化 | 相関あり(予測可能) |
| on-off | 突然の無動/改善の反復 | 相関なし(予測困難) |
| ジスキネジア | 不随意運動(peak-dose等) | 血中濃度上昇時など |
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