学習トップ理由で解く 理学療法士第11章 ▸ 実地 / QP56A002

理由で解く 理学療法士

QP56A002 理学療法評価学

出典:第56回理学療法士国家試験(2021)午前 問2
問題
心電図を図に示す。心室性期外収縮はどれか。
図
選択肢
1
2
3
4
5 5別冊 No. 1
解答
正解2(2)
解説

単発で早期に出現する幅広・変形QRS=心室性期外収縮(②)。幅広QRSの連発は心室頻拍(④)で区別する。

心室性期外収縮(PVC)は、洞調律より早期に、先行P波を伴わない幅広く変形したQRS波が単発で出現するのが特徴である。②では、規則正しく並ぶ幅の狭いQRS波の列の中に、1拍だけ早期に割り込む幅広・高大でbizarreなQRS波が認められ、これが心室性期外収縮に該当する。④は幅広い変形QRS波が連続して速く出現しており、これは心室頻拍(VT)であって、単発のPVCとは区別される。①③⑤はいずれも幅の狭いQRS(上室性)が規則的に連続するだけで、幅広い期外収縮を含まない。したがって心室性期外収縮を示すのは②である。

✗ 1. 誤り
全体に幅の狭いQRS波が規則的に並び、幅広い期外収縮を認めない
✓ 2. 正しい
心室性期外収縮(PVC):規則的な幅の狭いQRS波の列の中に、1拍だけ早期に出現する幅広く変形した(bizarre)高大なQRS波を認める=心室性期外収縮
✗ 3. 誤り
高く鋭いR波を伴う幅の狭いQRSが規則正しく連続し、幅広い異所性収縮はない
✗ 4. 誤り
心室頻拍(VT):はじめは幅の狭いQRSだが、途中から幅広く変形したQRS波が連続して速く出現しており、単発の期外収縮ではなく心室頻拍である
✗ 5. 誤り
5別冊 No. 1
小さく幅の狭いQRSが規則的に並び、幅広い期外収縮を認めない
ポイント
  • PVC=先行P波なし・幅広QRS(≧0.12秒)・早期出現
  • T波はQRSと逆向き、代償性休止期を伴う
  • 上室性期外収縮はQRS幅正常+先行P波あり
比較表
期外収縮の心電図鑑別
項目心室性(PVC)上室性(PAC)
先行P波なしあり(変形)
QRS幅広い(≧0.12秒)正常
休止期完全代償性不完全
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