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理由で解く 理学療法士

QP55P023 理学療法評価学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午後 問23
問題
四肢長と測定部位の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 棘果長 ― 上前腸骨棘の最下端から内果の最下端まで
2 手長 ― 橈骨茎状突起の最下端から中指の先端まで
3 上腕長 ― 肩峰の最前端から肘頭の最突出点まで
4 前腕長 ― 肘頭の最上端から尺骨茎状突起の最下端まで
5 転子果長 ― 小転子の最上端から外果の外側突出点まで
解答
正解1(棘果長 ― 上前腸骨棘の最下端から内果の最下端まで)
解説

棘果長(SMD)は上前腸骨棘から内果までの下肢長。各四肢長は決められた骨指標(ランドマーク)間で測る。

四肢長は再現性のため骨性ランドマーク間で計測する。棘果長(SMD)は上前腸骨棘の最下端から同側の内果最下端まで測り、下肢長の代表指標である。上腕長は肩峰から上腕骨外側上顆、前腕長は上腕骨外側上顆から橈骨茎状突起、転子果長(TMD)は大転子から外果までが基準で、他選択肢は基準点が誤っている。

✓ 1. 正しい
棘果長 ― 上前腸骨棘の最下端から内果の最下端まで
上前腸骨棘の最下端から内果の最下端まで=正しい下肢長の計測
✗ 2. 誤り
手長 ― 橈骨茎状突起の最下端から中指の先端まで
橈骨・尺骨茎状突起を結ぶ線の中点(手関節)から中指先端まで。橈骨茎状突起単独が起点ではない
✗ 3. 誤り
上腕長 ― 肩峰の最前端から肘頭の最突出点まで
肩峰(外側端)から上腕骨外側上顆まで。肘頭を終点とするのは誤り
✗ 4. 誤り
前腕長 ― 肘頭の最上端から尺骨茎状突起の最下端まで
上腕骨外側上顆から橈骨茎状突起まで。肘頭〜尺骨茎状突起ではない
✗ 5. 誤り
転子果長 ― 小転子の最上端から外果の外側突出点まで
大転子の最突出点から外果まで。小転子を起点とするのは誤り
ポイント
  • 棘果長=上前腸骨棘〜内果
  • 転子果長=大転子〜外果
  • 上腕長=肩峰〜外側上顆、前腕長=外側上顆〜橈骨茎状突起
比較表
主な四肢長と計測点
四肢長計測点
棘果長(SMD)上前腸骨棘〜内果
転子果長(TMD)大転子〜外果
上肢長肩峰〜橈骨茎状突起(または中指先端)
上腕長肩峰〜上腕骨外側上顆
前腕長上腕骨外側上顆〜橈骨茎状突起
手長橈骨・尺骨茎状突起を結ぶ線の中点〜中指先端
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