学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP55P019
理由で解く 理学療法士

長時間の肘・前腕の圧迫による尺骨神経麻痺で鷲手を呈した状態。MP過伸展を防ぎ把持を助ける虫様筋カフが適応。
右上肢を下にした長時間の腹臥位で肘部(肘部管)や前腕内側が圧迫され、尺骨神経麻痺を生じたと考えられる。図の手は環指・小指のMP関節過伸展・IP関節屈曲を呈する鷲手(claw hand)で、これは虫様筋・骨間筋麻痺によりMP屈曲・IP伸展ができなくなるためである。虫様筋カフ(lumbrical bar/ナックルベンダー様)はMP関節の過伸展を制限しつつ、長指伸筋の力をIP伸展に伝えて指の伸展を可能にし、把持動作を改善するため適応となる。褥瘡分布(右手首・右肘)からも右上肢が圧迫肢位にあったことが裏づけられる。
| 神経麻痺 | 変形/装具 |
|---|---|
| 尺骨神経 | 鷲手/虫様筋カフ |
| 橈骨神経 | 下垂手/コックアップ・スプリント |
| 正中神経 | 猿手/短対立装具 |
| 頸髄損傷C6 | tenodesis/手関節駆動式把持装具 |
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