学習トップ理由で解く 理学療法士第4章 ▸ 一般 / QP55A076

理由で解く 理学療法士

QP55A076 臨床医学大要

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午前 問76
問題
小脳橋角部に最も多い脳腫瘍はどれか。
選択肢
1 腺腫
2 髄膜腫
3 血管芽腫
4 神経膠腫
5 神経鞘腫
解答
正解5(神経鞘腫)
解説

小脳橋角部で最も多い腫瘍は前庭神経(第Ⅷ脳神経)由来の神経鞘腫(聴神経腫瘍)。片側の感音難聴・耳鳴・平衡障害で発症する。

小脳橋角部は橋・小脳・錐体骨に囲まれた部位で、第Ⅶ(顔面)・第Ⅷ(内耳)脳神経が走行する。ここに最も多い腫瘍は前庭神経鞘腫(いわゆる聴神経腫瘍)で、緩徐進行性の片側性感音難聴・耳鳴・めまいを呈し、増大すると顔面神経麻痺や小脳症状を伴う。次に多いのが髄膜腫だが、頻度では神経鞘腫が最多。血管芽腫や神経膠腫は小脳実質などに好発し小脳橋角部の代表ではない。腺腫は下垂体に生じる。

✗ 1. 誤り
腺腫
下垂体に生じる腫瘍で小脳橋角部の代表ではない
✗ 2. 誤り
髄膜腫
小脳橋角部にも生じるが頻度は神経鞘腫に次ぐ
✗ 3. 誤り
血管芽腫
小脳半球に好発。VHL病と関連
✗ 4. 誤り
神経膠腫
脳実質内腫瘍で小脳橋角部の代表ではない
✓ 5. 正しい
神経鞘腫
前庭神経由来の聴神経腫瘍で小脳橋角部に最多
ポイント
  • 小脳橋角部腫瘍の最多=前庭神経鞘腫(聴神経腫瘍)
  • 片側性感音難聴・耳鳴・めまいで発症
  • 第Ⅶ・Ⅷ脳神経が走行する部位
比較表
脳腫瘍の好発部位
腫瘍好発部位
神経鞘腫小脳橋角部(前庭神経)
髄膜腫円蓋部・傍矢状洞・小脳橋角部
血管芽腫小脳半球
下垂体腺腫トルコ鞍部
神経膠腫大脳・脳幹実質
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 理学療法士
App Store入手