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理由で解く 理学療法士

QP55A022 基礎理学療法学

出典:第55回理学療法士国家試験(2020)午前 問22
問題
ICFの評価点とその内容の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 活動と参加の能力の評価点 ― 促進あるいは阻害する程度
2 環境因子の第一評価点 ― 個人の遂行能力
3 身体構造の第一評価点 ― 機能障害の程度や大きさ
4 身体構造の第二評価点 ― 各身体部位における変化の性質
5 心身機能の第一評価点 ― 構造障害の程度や大きさ
解答
正解4(身体構造の第二評価点 ― 各身体部位における変化の性質)
解説

ICFの身体構造は、第一評価点=構造障害の程度、第二評価点=変化の性質、第三評価点=変化の部位を表す。第二評価点が『変化の性質』である点が正答。

ICFでは各構成要素に評価点を付し、機能障害や生活機能の状態を数値化する。心身機能と身体構造の第一評価点は共通の負の尺度(0〜4)で『障害の程度や大きさ』を示すが、身体構造にはさらに第二評価点(変化の性質:欠損・部分的欠損・付加部分・異常形態など)、第三評価点(変化の部位)が付される。活動と参加は第一評価点=実行状況(パフォーマンス)、第二評価点=能力(キャパシティ、支援なしでの実行力)。環境因子の評価点は促進因子(+)か阻害因子(−)の程度を示す。これらの対応関係を正確に区別できるかが問われている。

✗ 1. 誤り
活動と参加の能力の評価点 ― 促進あるいは阻害する程度
能力(キャパシティ)は支援なしでの実行力を示すもので、促進/阻害の程度は環境因子の内容
✗ 2. 誤り
環境因子の第一評価点 ― 個人の遂行能力
内容は促進因子あるいは阻害因子の程度であり、個人の遂行能力ではない
✗ 3. 誤り
身体構造の第一評価点 ― 機能障害の程度や大きさ
内容は『構造障害』の程度や大きさ。機能障害の程度は心身機能の第一評価点
✓ 4. 正しい
身体構造の第二評価点 ― 各身体部位における変化の性質
各身体部位における変化の性質(欠損・異常形態など)を示す
✗ 5. 誤り
心身機能の第一評価点 ― 構造障害の程度や大きさ
内容は『機能障害』の程度や大きさ。構造障害の程度は身体構造の第一評価点
ポイント
  • 身体構造:第一=障害の程度/第二=変化の性質/第三=変化の部位
  • 活動と参加:第一=実行状況/第二=能力
  • 環境因子:促進・阻害の程度
比較表
ICF各構成要素の評価点
構成要素第一評価点第二評価点
心身機能機能障害の程度や大きさ(なし/共通尺度)
身体構造構造障害の程度や大きさ変化の性質
活動と参加実行状況(パフォーマンス)能力(キャパシティ)
環境因子促進・阻害因子の程度(—)
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