学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP55A017
理由で解く 理学療法士
多発性硬化症では体温上昇(運動・入浴・発熱・暑熱)で神経症状が一過性に悪化するUhthoff現象がある。運動強度を抑え暑い時間帯を避けるのはこのため。
多発性硬化症では脱髄した神経線維の伝導が体温上昇に脆弱で、運動・入浴・発熱・高い外気温などで深部体温が上がると視力低下や疲労、筋力低下など既存の神経症状が一過性に悪化する。これをUhthoff現象という。冷却で速やかに回復する可逆的な変化であるため、屋外歩行練習では運動強度を軽度〜中等度に抑え、外気温の高い時間帯を避けて体温の過度な上昇を防ぐ配慮が重要となる。したがって本例の留意点に直接関係するのはUhthoff徴候である。
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