学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP54P013
理由で解く 理学療法士

図は立脚相での反張膝・尖足傾向を示す。下腿三頭筋(底屈筋)へのタッピングは痙性・底屈を助長し、尖足と反張膝を悪化させるため不適切。
片麻痺の立脚相では、下腿三頭筋の痙性による尖足(足関節底屈)と、それに伴う膝の反張(back knee/過伸展)がしばしばみられる。治療の原則は、過剰な底屈方向のトルクを抑え、背屈筋を促通し、装具や補高で足部・膝のアライメントを整えることである。踵部補高や短下肢装具は尖足を制動して足底接地を助け、膝屈曲位での立位保持は反張膝の抑制練習になる。前脛骨筋への電気刺激は背屈を促し尖足を軽減する。一方、下腿三頭筋(底屈筋)へのタッピングは、すでに亢進した底屈筋の緊張・活動をさらに促通してしまい、尖足と反張膝を助長するため治療方針に反する。
| 対応 | ねらい |
|---|---|
| 踵部補高/短下肢装具 | 底屈制動・足底接地 |
| 膝屈曲位立位保持 | 反張膝抑制 |
| 前脛骨筋電気刺激 | 背屈促通 |
| 下腿三頭筋タッピング | 底屈促通(悪化=不適切) |
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