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理由で解く 理学療法士

MMT段階4の図問題は肢位・矢印の向きだけでなく『抵抗を加える部位』で正誤が決まる。抵抗は評価対象筋の遠位付着部近く(肩=上腕遠位、肘=前腕遠位掌側、股=大腿遠位、膝=下腿遠位後面)に、隣接関節を介さない位置へ加えるのが原則。
Danielsらの徒手筋力テストで段階4(抗重力位で全可動域を動かせるが最大抵抗には抗しきれない)を判定するには、抗重力の検査肢位に加え、検者が運動と反対方向へ抵抗を『正しい部位』に加える必要がある。5肢はいずれも抗重力位で運動と逆向きの矢印が描かれており、肢位・矢印の向きだけでは正誤を区別できない。判別の鍵は『抵抗を加える部位』である。正しい抵抗部位は、肩関節屈曲・伸展=上腕遠位、肘関節屈曲=前腕遠位の掌側、膝関節屈曲=下腿遠位の後面と規定される。選択肢1は前腕、2は前腕近位、3は手掌、5は踵に抵抗を加えており、いずれも規定より遠位(隣接関節を介する位置)に外れているため誤り。選択肢4のみが端座位で下腿を下垂させた抗重力位をとり、大腿遠位へ伸展方向の抵抗を加えるという規定どおりの検査法で、中等度の抵抗に抗しうれば段階4と判定できる。よって公式正答[4]と整合する。
| 段階 | 肢位 | 抵抗 |
|---|---|---|
| 5 | 抗重力位 | 最大抵抗に抗する |
| 4 | 抗重力位 | 中等度抵抗に抗する |
| 3 | 抗重力位 | 抵抗なしで全可動域 |
| 2 | 除重力位 | 抵抗なしで全可動域 |
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